お昼休みを経て、お腹も満たされ、突然の睡魔に襲われ、午後の仕事がなかなか手につかないなんて方も多いのではないでしょうか。
この睡魔は、お昼ご飯の後の消化活動の1つのため、これを避けることはできなさそうです。
そんな午後の憂鬱を少しでも減らし、仕事の生産性アップを目的として、
お昼寝時間を導入する企業が増えてきています。
お昼寝をすることで得られる効果とは?
今回はお昼寝に注目してみました。
前述した通り、午後の睡魔によって、仕事の生産性が下がっているのは、みなさん実感したことがあると思います。
この睡魔は、お昼寝で解消してしまった方が、身体もすっきりとし、午後の生産性に大きく繋がっていきます。
これは、広島大学の研究(注1)でも証明されています。
20代の成人に向けて行なった実験で、14:00に20分仮眠をとった場合、とらなかった場合の成績を比較すると、仮眠をとった方がその後の眠気だけでなく、作業成績も大きく改善されているのです。
おもしろいことに、昼食直後の12:30からのお昼寝と、14:00からのお昼寝を比較すると、12:30眠気は改善されるものの、作業成績は大きく改善はされません。
この研究によると、午後の睡眠は疲労の回復と予防にも効果があり、お昼寝がパフォーマンス向上のヒントになっているということが分かります。
(注1)広島大学大学院総合科学研究科「午後の眠気対策としての短時間仮眠」2007
ぼんやりとした2時間を過ごすより、20分のお昼寝で全てリセットさせる!ということですね。
わたしたちもお昼寝を日中に取り入れるようになってから、午後の仕事の取り組み方、生産性があがってきているのを実感しています。
コーヒーに含まれるカフェインは、眠気覚ましのイメージが強いですよね。
実は、お昼寝前にカフェインを摂っておくと、その後の生産性が更に高まります。
カフェイン摂取から体内に吸収されるまで約30分かかるため、お昼寝前にコーヒーを摂取すると、30分のお昼寝終わりにはちょうど覚醒効果が表れ、シャキッと目覚めて午後の仕事に取り掛かることができるのです。
お昼寝をうまく活用して、更なる仕事の効率アップを目指していきましょう!